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南海トラフ巨大地震


地震が起きるのは2034年頃




はじめに
新年明けましておめでとうございます。AHA岡山BLS・日本救命協会の久我です。

過去、ヨーロッパ最大の地震災害は、1755年のポルトガルのリスボン大地震です。大津波により、首都の85%が灰燼に帰し、6万人が死亡、GDPの150%の経済損失により、ポルトガルは超大国から貧国に凋落しました。

内閣府によると、今後、西日本を襲うとされる南海トラフ巨大地震の想定(2012/8/29)では、死者数32万人で、損失額が最大約220兆円との想定です。損失額は東日本大震災の10倍にあたります。
藤井聡 京大教授は、「日本はこの南海トラフ巨大地震で、日本は貧国になる。日本が、G7なんてありえない。世界でこんな損失の例は過去にない。日本の臨海工業地帯が壊れる。工業生産力が落ちる。十数年間生産できなくなる。輸出できないので原油や食料を輸入できない。被災地域に食料工場の70%がはいっている。食事すら十分にできない。電気も来ない。仕事もなくなる。失業。被災してない地域も連鎖倒産。貧国化する。災害資本主義でグローバリズムから侵略される。」と講演しています。
京都大学レジリエンス・フェスティバル2022 https://youtu.be/SPYyGOIPTYw?t=1493

南海トラフ巨大地震は2034年頃です。あと、約9年です。
南海トラフ巨大地震は、3.11東北大震災の10倍の規模です。関東〜九州まで、太平洋ベルト地帯で、日本人の半数が罹災。範囲が広すぎて近県からの支援は期待できません。工場・道路倒壊により、物流が止まり、スーパーの棚から商品が消えます。第二次世界大戦後、日本は復興に20年かかりましたが、ポルトガルのように巨大地震で復興できなかった例もあります。
南海トラフ巨大地震は過去1300年間で繰り返し9回起きています。
https://www.static.jishin.go.jp/resource/regional_seismicity/kaiko/k_nankai_kako.gif

元東大 島崎邦彦先生によると、地震による地盤隆起量と次の地震までの時間間隔には比例関係があり、過去3回のデータをグラフにとると、なんと、1本の直線上にのったそうです。これから外挿すると次の地震は2034年頃になるようです。
https://x.com/kiyoshikuga/status/1866497354746257635
https://youtu.be/IvtVKA9srrQ?t=1918

島崎先生は、2011年の3.11の福島原発事故前に、大津波が福島原発を襲う危険性を訴えられてましたが、東電、原子力村はその警告を無視し、未曾有の事故が起きました。島崎先生の警告通りに堤防を用意しておけば、事故は起きなかったと言われています。https://youtu.be/gn-kAwfghTs?t=47 政府の御用学者と違って信頼できます。

また、この島崎先生の時間予測モデルを引用し、鎌田浩毅 京大名誉教授も、次の南海トラフ巨大地震は2035年±5年に、確実に起きると講演しています。https://youtu.be/80_TmqWAmng?t=490

また、同じく都司嘉宣 元東大准教授は、14世紀以降の例を調べ、巨大地震の40年前に小さな地震が起きる規則性を見つけ、これによると次の巨大地震は、阪神淡路大震災の40年後の2035年と推定されています。
https://youtu.be/nUuckVf_aVQ?t=1322

時間予測モデルの限界
島崎先生が地震ジャーナル誌 21,43-48,1996で「時間予測モデルとは」というタイトルで解説されています。
これによると、この時間予測モデルは、中田高先生のモデルである房総半島の海岸段丘の土地隆起量では、4つの点が直線上にのっており、また、喜界島の隆起量でも4つの点が揃っており、時間予測モデルを支持する結果がでています。
またこのモデルを使い、コロンビア大学のサイクス教授らが世界の多数の地震の繰り返し間隔を議論し、ずれの量予測モデルより、時間予測モデルの方が、データをよく説明できることを示しています。
また、米国地質調査所のビュッフェ博士も、カルフォルニアの断層で、同様な規則性を示し、地震予知を成功させた。しかしその次の地震の予測は、あたらなかった。また、喜界島で4つの点は一致したが5つ目の点の地震は起きていません。
つまり、時間予測モデルで、「次の南海トラフ巨大地震が2034年頃」という予測は、次の地震が過去3回分と同じ様な特性であれば言えるが、過去の流れとの変化があれば変わる可能性はあります。
https://x.com/kiyoshikuga/status/1866859811834565034

身の回りの家具の固定を。
阪神淡路大震災の死因の77%は圧死でした。特にマンションの高層階は地上階に比べて、左右に大きく揺れます。特に寝室の横の本棚などが倒れてこないように固定を。地震が来ると、ガラスが飛散し、歩くと怪我をします。枕元には靴、海中電灯、ラジオ、携帯を
避難所は住民の1割程度しか入れず、床と屋根があるだけです。女性や子どもの性被害も報告されており、クレクレ族や正義マンによって自分の備蓄品が巻き上げられます。自宅避難を第一選択肢とすべきです。

ペットボトルの水(2リットルx6本)箱を一人10箱以上備蓄
3.11東北大震災では上水道復旧迄1ヶ月かかりました。
給水車は期待できません。日本に1300台のみ。国民一人当たり、2杯のスプーン分の水量しかありません。岡山市にある給水車は8台です。岡山市民一人当たり、7杯のスプーン量しかありません。
ペットボトルの水は期限が切れても飲用可。ペット樹脂は空氣と水は通しませんが、水蒸気は通す傾向があります。2Lのペットボトルだと、年間1〜2%程度蒸発し、10年後は10%程度少なくなり、その分ボトルはへこみます。この「へこみ」は密閉性の証左であり、水はボトリング時に殺菌されていますので、期限が切れても飲めます。ただし計量法に引っかかるので、それを避けるために消費期限が定められています。長期保存水はボトルの厚みを厚くして蒸発しにくくしています。(逆に「いろはす」のようにボトルがやわらかいものは早く蒸発します。)
https://x.com/kiyoshikuga/status/1873739746465497330

また、水に加えて、食料備蓄も。

本投稿のURL
http://jemta.org/m/nankai.html

2025/1/3
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