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[1]心肺蘇生に関する国際ガイドラインの策定組織

ILCOR International Liaison Committee On Resuscitation 国際蘇生連絡協議会加盟団体
ILCOR(イルコア)
国際蘇生連絡協議会
  

ILCOR2010和訳
AHA    アメリカ心臓協会
 American Heart Association
HSFC  カナダ心臓・卒中財団
 Heart and Stroke Foundation of Canada
IAHF  中南米心臓財団
 InterAmerican Heart Foundation
RCSA  南アフリカ蘇生協議会
 Resuscitation Council of Southern Africa
ARC&NZRC  ARC&NZRCオーストラリア・ニュージーランド蘇生委員会
 Australian and New Zealand Committee on Resuscitation
ERC  ヨーロッパ蘇生協議会
 European Resuscitation Council  
RCA    アジア蘇生協議会 (2006年6月正式加盟
 Resuscitation Council of Asia


AHAとILCOR(イルコア)など心肺蘇生関連の歴史
1924年  Paul Dudley White博士ら、AHA(American Heart Association)アメリカ心臓協会を設立。
1956年  電気ショックによるVFの治療。'57:人工呼吸。'60:心臓マッサージ。CPRの概念形成。
1974年  AHA、厖大なデータに基づく蘇生法をJAMA(米国医師会雑誌)に発表。
 世界中にインパクトを与える。
1980年  AHA、蘇生法を改訂。(1986,1992にも改訂) AHAの活動は国際的な影響を与えた。
1989年  ERC(ヨーロッパ蘇生会議)発足。('92BLS/ACLS、'94PLS、'96A&B発表。)
1985年  Physio-Control社、世界初の非医療従事者向け用の自動体外式除細動器AED発表。
1990年  ウツタイン会議(AHAとERC) CPRの結果解析方法の世界スタンダード化
1993年  ILCOR結成(米AHA、欧ERC、カナダHSFC、豪ARC、南アRCSA、ラテンアメリカCLAR)
 目的:蘇生科学を系統的に批評して、根拠に基づく合意を形成し、
 世界の蘇生行為の指針とする。日本は未加盟。
1995年  AHA、市民救助者によるAEDを用いての早期除細動PAD(Public Access Defibrillation)
 プログラムの導入を勧告。
1997年  ILCOR 最初のAdvisory Statement (心肺蘇生に関する勧告)を発表。
2000年  ILCOR(人的・経済的主体はAHA)、ガイドライン2000(15:2)出版。
2002年  米FDA、はじめて家庭用AEDを認める。(11月)
2004年  日本、AEDの一般市民使用が認められる。
2005年  ILCOR、コンセンサスCoSTR2005作成。AHA、ERCガイドライン2005(30:2)出版。
2005年  RCAアジア蘇生協議会設立(日本、韓国、台湾、シンガポール)
2006年  RCAのILCOR正式加盟
2009年  ILCOR会議の日本開催予定。(3月)



[2]RCA アジア蘇生協議会 と JRC 日本蘇生協議会の加盟団体

RCAアジア蘇生協議会とJRC日本蘇生協議会
 RCA アジア蘇生協議会
 Resuscitation Council of Asia  
日本 JRC
日本蘇生協議会
Japan Resuscitation Council        
日本救急医療財団
日本医師会
日本救急医学会
日本蘇生学会
日本小児科学会
韓国 KACPR
Korean Association of Cardiopulmonary
Resuscitation
     日本小児集中治療研究会
日本麻酔科学会
日本臨床救急医学会
台湾 TRC
Taiwan Resuscitation Council
日本循環器学会
日本脳卒中学会
日本集中治療医学会
シンガポール NRCS
National Resuscitation Council
of Singapore
日本赤十字社
日本歯科麻酔学会
日本ACLS協会



[3]ガイドライン策定のポリシーと策定手順

策定のポリシー EBM(Evidence Based Medicine)
・疫学としてのEvidence[転帰;治療の最終結果]に基づく医療。
・途中の経過による基づく治療は、誤った治療法。
Domineering Expert Syndrome の排除
・いわゆる「権威者」の意見が過度に尊重されることの弊害を排除。
・「Show me your data!」
策定の手順 公表済み論文の批評(エビデンスレベルの決定 LOE1〜8 )
コンセンサス(合意)文書の作成
ガイドライン作成と勧告分類(クラスT,Ua,Ub,V)



[4]心肺蘇生に関するガイドライン2005

(4-1) ILCORで策定されたCoSTR
CoSTR(コスター)
The 2005 International Consensus on Cardiopulmonary Resuscitation andEmergency Cardiovascular Care
Science with Treatment Recommendations
心肺蘇生と緊急心血管治療のための科学と治療の推奨に関わる国際コンセンサス2005
AHA web site  http://www.c2005.org/presenter.jhtml?identifier=3022512
ERC web site  http://www.erc.edu/index.php/guidelines_download_2005/en/ (画面下)
日本語訳  http://www.qqzaidan.jp/qqsosei/costr.htm

このCoSTRを基に、加盟各地域・各国に即したガイドラインが策定された。(以下に示す)

(4-2) AHA アメリカ心臓協会
AHA Guidelines 2005
原文web site  http://circ.ahajournals.org/content/vol112/24_suppl/
本(English)  AHA Guidelines for CPR and ECC 80-1009 - 2005  
本(日本語)  AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン2005 

(4-3) ERC ヨーロッパ蘇生協議会
ERC Guidelines 2005
原文web site  http://www.erc.edu/index.php/guidelines_download_2005/en/   
日本語版web site  http://plaza.umin.ac.jp/%7EGHDNet/erc/

(4-4) 日本救急医療財団
わが国の新しい救急蘇生ガイドライン(G2005)
web site  http://www.qqzaidan.jp/qqsosei/
 救急蘇生法の指針(市民用) 
 救急蘇生法の指針(医療従事者用) 




update 2010.01.04 
since  2007.11.14

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